第8回関西シングルFESTA使用構築(ベスト16)
先日行われた第8回シングルFESTAに関東民ではありますが、遠征という形で参加させていただきました。改めてお疲れさまでした。
結果としては6勝1敗で予選1位抜け、本戦トーナメント2回戦で負けてしまいベスト16でした。構築はオフ2日前のPCLの対戦に向けて急いで仕上げたものではありますが、ガルクレセを強く意識して組んでいて、ガルーラ+ボルチェンボルト+ギルガルドの並びは最終シーズンの途中にも使っていたものでこの3匹自体はそこそこ軸として使えるものであったと思います。そして使用した6匹はこちら
個体解説
持ち物:オボンのみ
特性:いたずらごころ
性格:ずぶとい
実数値(努力値):184(236)-**-132(236)-146(4)-100-135(32)
技構成:ボルトチェンジ・めざめるパワー(氷)・でんじは・ちょうはつ
ダメージ計算
- A112ちからもちマリルリの+6状態の「アクアジェット」を確定耐え。
- A182ガブリアスの「がんせきふうじ」+「げきりん」確定耐え。同値「げきりん」をオボンのみの回復込みで2耐え。
- A200こだわりハチマキを持ったガブリアスの「げきりん」を確定耐え。
ダメージ計算が必要ないくらいよく使用されている図太い化身ボルト。
ORAS環境終盤に数を増やしたガルクレセ@1のPTに対する軸としてこのポケモンを含めた動きに注目していた。役割としてはPTのクッションとして「ボルトチェンジ」からガルーラで有利対面を作ったりこのPTの最速れいビガルーラが苦手とするカバルドン以外の耐久ポケモンに崩しを担うポケモンを投げていく。
この形がこのPTの理想展開なため、見せ合いではこの動きができるか確認しガルーラ+ボルト@1の選出を組み立てた。
技構成は左から「でんじは」まで確定。「ちょうはつ」はバトン展開阻止やささやかな害悪系統への回答。「わるだくみ」+「10まんボルト」のような構成でないため種族ミラーに弱く、PT単位で相手のボルトロスが重くなってしまった。
持ち物:こだわりスカーフ
特性:さめはだ
性格:ようき
実数値(努力値):183-182(252)-116(4)-**-105-169(252)
構築単位で重い早い高火力のボルトロスやウルガモスを止める駒として採用。主に相手が展開構築や上記の2匹で切り返してくるようなPTに投げていくことが多い。
技構成は相手のウルガモスがPT的に重いため「ステルスロック」一致技として「じしん」「げきりん」まで確定。最後の1つに岩技を採用する上で安直に「がんせきふうじ」を採用していたが、最終盤に増えたA182ガブリアスの「がんせきふうじ」を耐えるウルガモス意識で「いわなだれ」の採用を真面目に考えるべきであった。
ガルーラ
持ち物:ガルーラナイト
特性:きもったま→おやこあい
性格:むじゃき
実数値(努力値)
メガ進化前:181(4)-135(156)-101(4)-72(92)-90-156(252)
メガ進化後:181-165-121-92-108-167
ダメージ計算
初手のガブリアスに勝てる「れいとうビーム」を採用したガルーラ。相手のカバルドン+「グロウパンチ」を採用しているガルーラの並びにもこちらのガルーラ+「リフレクター」を採用しているゴツメスイクンをクッションとして置き止めていく。
また、ボルトロス+崩し役で障害を取り除いた後に基本的にこのポケモンで〆ていく。
技構成は対面性能とストッパー性能の確保のため「ねこだまし」「すてみタックル」、上記のガブリアスやカバルドンへの非接触の打点として「れいとうビーム」この3つまで確定。最後の枠はヒードランや相手のギルガルドへの明確な打点として「じしん」を採用。
技範囲と役割が非常に広いため、上記の選出で裏で崩しを行いこのポケモンを温存する動きが非常に重要だった。
持ち物:たべのこし
特性:バトルスイッチ
性格:いじっぱり
実数値(努力値)
シールドフォルム:161(204)-88(76)-171(4)-**-171(4)-108(252)
ブレードフォルム:161-198-71-**-71-108
残飯剣舞ガルド単体考察 - てきとー構築 こちらから拝借。ダメージ計算などはリンク先を参照。
ガルクレセ@1のクレセ@1に基本的に強いかつ、明確な有効打をガルーラに持っているため採用に至った。スイクンの「リフレクター」とウルガモスの「おにび」をはじめとしたやけど状態を利用し崩しを行ったり、上記のボルトロスの「ボルトチェンジ」からクレセリアなどと対面を作り崩していく。
相手のガルクレセに構成上は有利ではあるが択が発生してしまうことが多く、削れていないガルーラには不安定になってしまう。そのためこのギルガルドで崩しを行うまでにガルーラの「ねこだまし」+ボルトロスの「ボルトチェンジ」を入れておくことを目標に立ち回っていた。
レートもFESTAともにガルクレセが多かったため、ガルーラ+ボルトロス+ギルガルドの3匹が一番多い選出だった。
持ち物:アッキのみ
特性:ほのおのからだ
性格:おくびょう
実数値(努力値):191(244)-**112(212)-156(4)-126(4)-138(44)
おもしろきこともなきよをおもしろく こちらから拝借。このポケモンもガルクレセ@1のガブリアスやマリルリを意識した枠。クレセリアと対面したら「おにび」が安定択となるのが非常に強力だった。またPT単位で重いクチート軸にはこのポケモンを選出できればeasy winできることが多かった。
またこの構成のウルガモスを採用する上で炎技を採用できなかったため、ギルガルド、相手のウルガモス、ボルトロスに打点が持てるポケモンが減ってしまい、選出を組み立てるとき窮屈に感じた。
持ち物:ゴツゴツメット
特性:プレッシャー
性格:ずぶとい
実数値(努力値):207(252)-**-183(252)-111(4)-135-105
技構成:ねっとう・めいそう・ねむる・リフレクター
「ゴツゴツメット」と「リフレクター」を採用することでクッションとガルーラの部分で述べたように、「グロウパンチ」を採用しているガルーラへの削りと後ろのガルーラの返しの補助を一匹で行える。
そして今回は「めいそう」を採用することでガルーラ+クレセリア+ファイアローのようなウルガモス、ギルガルドで少々崩しにくい並びを一匹で崩していけ、マリルリやクチートなどとも十分打ち合うことが可能だった。役割をかなり広げたため技構成もこの4つで確定。
以上のようにガルーラ+クレセリアの並びを強く意識して組みはじめたわけですが、軸としてあった“ボルトロスの「ボルトチェンジ」から展開していく”というものが単純にどのタイプの構築にも有効であったのと、「クッション」「崩し」「抜き」などと明確に役割を設定して選出を組む構築なので立ち回りがすごく安定しプレミなどを減らすことができたことがそこそこ勝てた要因なのかなと考えています。
しかし突貫構築なのもあってもう少し時間を使って技構成を考えることはでき完成度を少しでも上げられたと今さらながら後悔しています。
関西では対戦オフが新作までなく、最後のオフになる~~と言ってたと記憶しているのですが僕の住んでいる関東でもこれからオフラッシュが始まり、6世代もますます終わりに近づいています。僕自身ポケモンを始めた思い入れのある世代なので存分に楽しみたいと思います。